読書状態: | 読み終わった | 期限日: | |
カテゴリ: | 新書 | 購入費: | 842 円 |
テーマ: | 戦争 | 入手日: | 2008/05/01 |
タグ: | 日本史, 軍需, 戦国時代, 戦争, | 読了日: | 2014/11/15 |
公開度: | 公開 | 評価: | |
■ 蔵書メモ
日本の戦国時代における軍資, 特に木材の調達について述べる。
本旨は, 冒頭の「戦国大名が資材の供給源を確保すると同時に、過度な森林の伐採を抑制する政策を取っていたことを述べる。その一方で、合戦の場で行われた森林伐採という自然環境の破壊に対して、人々がいかなる対応をして、森林を守ったかを具体的事例で紹介する。また、「はやし」や植林という行為で、森林の再生や保全が図られていたことを明らかにする」と書かれている通りである。
木材は竹について述べられているところが多く, 栗やほかの堅木の有用性についても述べられている。戦国大名の木材軍資調達の手段と, 所領の土地からどのように調達したか, また木材を確保するための掟などについても述べる。武将は織田信長, 豊臣秀吉, 武田氏, 北条氏など有名な武将が多い。
後半は炭焼きと鍛冶の関係, また山守, 植林の話などが中心となる。剥山の文献上の推移なども話にあるが, 全体としてもボリューム不足の感があり, 読み応えに欠けるのが残念だった。
目次
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