読書状態: | 読み終わった | 期限日: | |
カテゴリ: | 教育 | 購入費: | 691 円 |
テーマ: | 未分類 | 入手日: | - |
タグ: | 読了日: | 2014/10/20 | |
公開度: | 公開 | 評価: | |
■ 蔵書メモ
授業で触れていながら、これまで「成人教育」の項目しか読んだことがなかったので、思い立って全文を読んでみた。驚いたのは、使節団がいずれ漢字は一般的な書き言葉としては全廃され、音標文字システムが採用されるべきと(ローマ字を推奨)していることだ。「漢字を覚えたり書いたりするために法外な時間数が割り当てられるが、その成果には失望させられる」(55頁)と。これは言われてみればなるほどだが、今日の視点から見ると、余計なお節介だとも思う。しかし、改めて日本語について考えさせられた。日本側がこの提案を退けた経緯を知りたくなった。
もう一つの発見は、「成人教育」の項目以外に、高等教育の章に「大学図書館」と「講座の公開による教育」が含まれていることだ。これは現在の、「社会教育施設としての図書館」からはみ出た「大学図書館」の位置づけを考えると興味深い。
「教師が最善の仕事をするためには、彼らは、考え、語り、行う自由をもたなければならない。さらに彼らは地位を保障され、相応の給与と適正な退職条件をもつことが必要である」(66頁)の部分をしみじみと眺めた。
目次
■ 目次メモ
(まだ目次メモはありません)