読書状態: | 読み終わった | 期限日: | |
カテゴリ: | 科学 | 購入費: | 1512 円 |
テーマ: | 未分類 | 入手日: | - |
タグ: | 読了日: | 2014/10/13 | |
公開度: | 公開 | 評価: | |
■ 蔵書メモ
少し以前から、睡眠の質がよくない気がして、この本を読んでみた。やはり私の睡眠パターンは、高齢者のパターンらしい。「高齢者の睡眠は寝付きは悪くないんです。でも、眠りが続かないわけですね。中途覚醒とか早朝覚醒とか。また、正味、必要な睡眠時間も若い頃に比べると少なくなっています。でも、体は疲れるので早く横になりたい。それで、早く寝ちゃうと結局、深夜のうちに目覚めて、ながーい夜を過ごすことになります」(183頁)。まさにこれ。本書に示されている解決法は、遅寝をすること。眠れない時は、ベッドから出るほうがよいそうだ。「横になっているだけでも休まる、はウソ」と書いてある(151頁)。でも、夕食後の眠い時間帯を逃すと、今度は寝付きが悪くなるので、なかなか大変だ。
驚いたのは受験生の話。「四当五落」という言葉は初めて知った。さすが東大に通る人は違う。アメリカの大学で宿題が多くて寝ている暇がない云々の話(180頁)は、アメリカのMBAではわざとやりきれない分量の宿題を出して優先順位をつける訓練をさせている、という説をNHKビジネス英語で聞いた。
最後の睡眠薬のところで、ブロバリンのことを「依存性や毒性が強く、現在では不眠治療に用いることはほとんどないため表にも載せてありません」とあってびっくり。昔むかし、確かブロバリンを飲まされていたような。今はよい薬が出来ているようだが、当時は「安全」との認識でブロバリンが処方されていたのだろうから、睡眠薬に対してはよいイメージを持つことは出来ない。
ところで、私は食後猛烈に眠くなってしまって、絶対寝てはいけないはずのシーンで寝てしまうことがままあるので、もしや過眠症なのかとも思うけど、あまりに嫌すぎる現実から逃避してるだけかも程度に思っているほうがよいのかもしれない。興味深く読めたけど、現実の悩みが解消される気がしないのが残念。
目次
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