読書状態: | 読み終わった | 期限日: | |
カテゴリ: | 財政 | 購入費: | 903 円 |
テーマ: | 国家財政 | 入手日: | 2013/09/16 |
タグ: | 読了日: | 2013/10/01 | |
公開度: | 公開 | 評価: | |
■ 蔵書メモ
日本の財政の現状、OECD10ヵ国の財政再建の取り組み、公務員制度と政治の在り方、今後の望ましい制度設計について、新書ながらバランスよく充実した内容が読める本。特にオーストラリア、フランス、ドイツ、スウェーデン等の財政再建の状況が読めたのが嬉しい。小泉内閣の予算の検証や、NPMは単に民間の経営手法を政府部門に導入することではなく、政治的なリーダーシップの強化や集権化が必要だという話、日本の霞ヶ関公務員は政治化し専門性が劣化していること(調整業務や政治家対策に追われ、データに基づく問題の正確な分析や選択肢の検討を行う暇がない)、今後の日本の財政がどうなるかの考え方(プライマリー・バランスが均衡している場合、債務残高の対GDP比は、成長率と金利の差で決まる)など、参考・勉強になることが非常に多い。
目次
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